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下落相場でもつみたてNISAは継続すべきか検証

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ごきげんよう、アリトシです。

つみたて投資のいい点は機械的につみたてを行うことで市場平均のパフォーマンスを発揮し感情に流されない投資を行うことができることです。
では、明らかな下落相場でもつみたて投資を継続するべきなのでしょうか?

私の意見としては非課税枠を活用できるつみたてNISAは継続し、他の投資は一旦様子見をし無リスク資産比率を高めることを支持します。

この10年間は上昇相場だった

まずはじめに2008年12月1日から2018年12月1日までのS&P500の価格推移を表した表を見てください。

今は2360ほどなのでもう少し下がっていますがそれでもこの10年間を見る分にはキレイな右肩上がりです。
2018年1月の株安など一部分をフォーカスするならば下落する場面も多々ありますが10年というスパンで見た場合は2.5倍~3.0倍程度の伸び率を確認できます。

しかし、こんな相場がいつの時代も続いたのかというとそうではありません。
この10年間はリーマンショック以降の金融緩和に後押しされた好景気が長期間続いた非常に珍しい相場でした。

しかし、10年間の長期投資を行えば絶対に勝てるというわけでもありません。
例として1999年3月1日~2009年3月1日までのグラフを見てみましょう。

 

この10年間だけを見てみるとリターンはマイナスですし最高値との比較でも25%程度のリターンしか見込めていません。
リーマンショックでの底値を終わりに設定した場合は10年間でもこうのようなグラフになります。
つまり、S&Pという指標に投資をすれば絶対に儲かると盲信することは一概に正しいとは言えないのです。

リーマンショックから約10年経ちました。過去のデータから10年に一度ほどの頻度で暴落が起きているのは事実です。
米中の貿易摩擦問題やアメリカの金利引き上げなどからリスクは高まり、年末にかけて株価指数は大きく落ち込みました。
これは10年ぶりの大暴落の再来かもしれません。

しかし、10年間で区切る場合は暴落に巻き込まれて損をする可能性は一定数ありますが20年間に期間を延ばすとそのリスクはグッと減ります。
つまり、下落相場においてもつみたてNISAの継続は有効ということです。

20年間のリターンは常にプラスだからつみたてNISAは継続すべき

S&P500の1957年4月1日~2018年12月1日までのグラフを見てみましょう。

基本的には右肩上がりに上昇していることがわかります。これは相場が指数関数的に上昇していく性質があるため直近の値上がりがより鮮明に映ります。

次に1957年4月1日~1977年4月1日までのグラフを見てみましょう。

こちらも20年間で2倍以上に成長しています。最大暴落率では50%ほどの大暴落もあるものの市場の成長性は健在です。

次に1977年4月1日~1997年4月1日までのグラフを見てみましょう。

こちらは20年間で8倍近く成長している非常に好景気な期間です。全く損失が出る気配はありません。

次に1997年4月1日~2017年4月1日までのグラフを見てみましょう。

こちらも途中にITバブルとリーマンショックという二つの大暴落が存在するものの20年間で3倍ほどの安定したリターンを確保できています。

2000年1月1日~2018年12月1日までの19年間はもっとも成長に難儀した期間だと思います。グラフで見てみましょう。

今のところ20年間で2倍の成長は難しそうです。
これはITバブルとリーマンショックによって14年間もの間株価が停滞し続けたことが原因でしょう。
それでも安定したプラスのリターンは見込めそうです。

これまで1957年からのS&P500のリターンを検証してきました。
様々の期間で検証した結果として

・10年間ではリターンがマイナスになる可能性がある

・20年間の場合過去の事例ではリターンはすべてプラスになっている

ということが分かりました。

市場平均を盲信してつみたて投資を行う場合15年程度利益が出ない可能性もあるので、漫然とつみたて投資を行うのは正しくない可能性があることを理解する必要があります。
一方で20年間のリターンではプラス収支になる見込みが強いです。非課税枠を活かすためにもつみたてNISAは下落相場でも継続する価値があることが分かりました。

下落相場では無リスク資産比率を高め、つみたてNISAは継続するというのは資産総額の少ない20代にはお勧めできる投資戦略として問題ないのではないでしょうか。
問題は下落相場から上昇相場へと転換したタイミングをどう判断するかですね。これに関しては機械的に行うことが難しいので具体的な解決案は分かりません。
私としては買われ過ぎ、売られ過ぎを表す指標の一つである移動平均線に対する乖離率を表すエンベロープを一つの指標として判断するのがいいのかな、と考えています。

エンベロープもトレンドの転換点が分かる万能な指標でもないので是非みなさんもご自分で考えてみてください。

 

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