就職活動

ファナックとキーエンスの高年収メーカー社員に聞いてみた

更新日:

ごきげんよう、アリトシです。

就職活動をするにあたって誰もが気になるのが年収ですよね。働くからにはお金はたくさん欲しいですし、どうせならあまり忙しすぎない会社ならなおのこといいですよね。
生きるのにお金が必要だから働くのですし、独立できるだけの特技もアイデアも人脈もないからサラリーマンになるために就職活動をするのです。

平均年収1000万超えの超高年収メーカーは?

この記事を読んでいる人にとっては今更な話ですがメーカーの中でも頭抜けた平均年収を誇るのがファナックとキーエンスです。

どちらもBtoBビジネスを展開しているので一般消費者には馴染みのない企業ですが、個人投資家や就活生なら知らない人はいないくらいの知名度の企業です。
かくいう私もその高年収に惹かれてエントリーしました。ファナックはエントリーと同時に工場見学が必須なので工場見学にも行きました。落ちましたけど。

二つの企業がどういったメーカーなのか簡単に紹介しましょう。

ファナックはロボットアームやサーボモーターを中心に製作・販売している機械メーカーの一つです。実際にいくつかのメーカーの工場見学に行った際にもロボットアームには半分くらいはファナック製のものが使用されていました。もう半分は安川電機でした。黄色のファナック、青の安川電機ですね。
ファナックはCNCという工作機械を制御するためのデジタル端末も製作しており、マシニングセンタの有名企業の製品にもファナック製CNCが採用されていて各メーカーが自社製品向けに調整しています。

キーエンスは主に産業用センサの製作を行っているセンサメーカーの一つです。大学の研究室でもSEMのような計測機器や3Dプリンターまで色々なキーエンス製品がありました。
センサは色々な工場で導入され自動化の際の画像判断システムなどでも活用されているようです。
キーエンスは高年収企業以外でも超激務企業としても有名で「20代で家が建ち、30代で墓が立つ」などと揶揄されています。

どちらの企業にも共通しているのが装置産業メーカーであり、産業の自動化において重要な役割を果たすことが予想される企業であるということです。

二年目年収700万円のファナック社員と話してみた

ファナックでは工場見学の際に若手社員と座談会があったので給料について率直に聞いてみました。

さすがの高年収で修士卒二年目で700万もらっているそうです。主任になると1000万、課長になれば1500万~2000万くらいはもらえるはず、部長はそれ以上、と通常の企業とは一線を画した給料体系でした。
一方で業務時間も長いです。残業代で稼いでいる側面もあると思います。週に一度のノー残業デーがあるものの22時までの残業などはよくあるようです。
休日出勤はあまりないようなので究極的にオンオフがハッキリしていると言えるかもしれません。

社員の方と話してみると良くも悪くも工学系研究室的な雰囲気で月に100時間の残業規制を不満に思う人もいるくらいには仕事一筋な風潮があるようでした。
周りに何もないので時間を持て余すというのもあるのかもしれませんが独特の文化でした。私はそこまで研究大好き!仕事も大好き!と思える人間ではないのでちょっと合わないかな、と思っていました。
落ちましたけど、ね!

事業所が河口湖周辺という超ド田舎にあるので遊びに行くにも大変でしょうし恋愛するにも社外の人と会えないのでは?と思ってましたが合コンもそれなりにやっていて楽しいようです。
この間も甲府銀行の子と合コンしてきたよ、とか合コンで今の彼女と知り合ったよなどなど……
よくよく考えれば地元の婚活女子からすれば超高年収黄色集団を逃す手はないですよね。職場の男女比率は9:1という機電系学科のそれでしたしファナック側からしてもうれしい出会いです。

また、ファナックということもあり周囲の就活生の学歴もすごいモノでした。基本的に早慶旧帝大の修士の方ばかりで博士の方もいました。
その中でMARCH学士というのは学歴では最低でしたし結果も案の定落ちてしまいました。同じ学士ではファナック専願で落ちたら大学院に進学するという人もいました。
ファナックは選考に推薦が必要なので、ある程度の学歴フィルターは暗黙の了解になっていますね。推薦自体は後付推薦なので他社の推薦選考と併願しても問題ありません。

若手キーエンス社員とも話してみた

キーエンスも企業説明会の後に若手社員に質問するタイミングがあったので率直にお金について聞いてみました。

具体的な金額は明言してもらえませんでしたが、大学同期の2倍ないくらいは貰っているとの話でした。
その方は修士卒三年目研究開発の方でしたが修士の同期の年収を考えれば800万はもらっていることでしょう。

キーエンスは学部生では研究開発職への応募さえできません。大型顧客を対象とした法人営業か生産技術が理系学部生が応募可能な職種です。
キーエンスは自社工場を持たず製造を他社に委託する開発型のメーカーなので一般的なメーカーの生産技術職とは業務内容は異なるかもしれません。
平均年収が高いのは現場職の社員がいないことも一因であると思います。

キーエンスは営業利益率50%が象徴するように徹底的に効率化を求める印象を受けました。
繁忙期の残業時間の増大は否めませんが、業務時間の効率の最大化意識しています。同じ高年収メーカでもファナックとは企業文化の違いを感じましたね。

また、採用に関しても少し変わっていてメーカーでありながら学校推薦は一切扱っていません。
SPIや適性検査なども独自のものを使っていて、自社の採用ノウハウに自信を持っている印象でした。
学歴や留年などの表面的な部分だけではなく採用試験のなかで適性を判断しているようです。

企業としての特異さを象徴的なのが採用面接形式です。
二次面接以降は辞退したので分かりませんでしたが、一次面接ではケーススタディが課され面接官相手に5分程度のプレゼンを行いました。
私のときはA4用紙3ページほどの製品が故障した設定の問題文が出され、問題文から故障原因を特定しその改善案を上司にプレゼンする体でした。
こうしたケーススタディに明確な答えはありません。私も詰め切れていない部分があり指摘されました。とはいえ無事に通過したのである程度の論理的な説明ができれば十分だと思います。

実はケーススタディを課されたのは30社ほど面接しましたが初めてでした。
メーカーよりもコンサルなどで比較的行われる傾向のある面接であり、キーエンスの求めている人材が一般的なメーカーとやや異なることが分かります。
そうした論理的思考力を測ろうとする面接形式は普通の面接と比較して出来不出来がハッキリするので好印象でした。
よくよく考えれば法人営業の職で応募したのでそれが原因かもしれません。

私はろくに調べもせずにケーススタディが実施されることを知りもしませんでしたが、ケーススタディ自体は対策をすれば無難にこなせるものです。
市販の書籍など用いて対策してみてください。

高年収メーカーは若手のうちから高年収だった

就職活動内での若手社員の方と話した感じではやはり高年収メーカーと言われるファナックとキーエンスはどちらも20代のうちから高年収なようです。
30歳で1000万もらう人もいるのではないでしょうか?総合商社並の高年収です。

一方で高年収メーカーとくくられながらも残業体質が根付くファナックと徹底した効率主義のキーエンスでは働き方も大きく異なりそうです。
勤務地も河口湖近くのド田舎と東京・大阪といった都心部に存在する研究所では印象も大きく異なります。

私が話した社員の方の印象ではファナックの方が研究室のようなゆるい雰囲気があり、キーエンスの方がもう少ししっかりとしたお堅めな印象を受けました。
今後選考に参加する方はどちらの企業でも同様の会社説明や社員座談会なども体験すると思うので自分の感じるがままに選んでみてください。

年収がすべてではありませんがどうせならお金はたくさんもらいたいはずです。業界や職種、勤務地、年収など企業選びで重視するポイントは人により様々です。
あまり周囲の言葉に流され過ぎず自分が何を大事に考えているのかをハッキリさせることが企業選びでも選考でも活きてくるはずです。
頑張ってください!

-就職活動

Copyright© アリトシの20代から始める資産運用 , 2019 All Rights Reserved.