就職活動

19年卒就活生が語る医療機器業界

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ごきげんよう、アリトシです。

もう12月なので大学3年生や修士1年生は就職活動が水面下で活発に行われてくる時期なんじゃないかと思います。
私も1年前から就職活動を行いました。売り手市場やインターンシップについて就職活動で感じたことを先日記事にしましたね。
そして、化学・繊維素材業界と工作機械業界について就活を通して感じたことを記事としてまとめてみました。

19年卒から見た今年の就活事情を話してみる

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19年卒就活生が語る化学・繊維素材業界

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19年卒就活生が語る工作機械業界

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今回は第3弾、医療機器業界編です。

正直なところ医療機器業界が第一志望でした。全部落ちましたけど。
国としての成長戦略の柱に据えられるほどの成長産業でもあるので学科問わず就活生の人気も高かった業界でした。

私が就職活動で選考に参加した主要3業界のひとつ、医療機器業界についてお話します。
結局、就職先になることはなかったので詳しいことは分かりませんが就活生視点での情報をお届けします。

医療機器の世界シェアはドイツ・アメリカの2強体制

まず、医療機器の世界市場は2016年時点で約38兆円です。そして、日本の医療機器市場はアメリカに次ぐ世界2位の市場となっています。
また、医療機器市場は人口の増加と平均年齢の上昇もあり日本では3%、全世界では5%の上昇が見込まれている成長産業です。
そのため政府や経済産業省は国家としての成長戦略の柱の1つとして医療機器産業を挙げているのです。

しかし、医療機器業界における日本企業の存在感は全体として見るとあまり高いものではありません。売り上げ上位には欧米企業が独占しており日本企業は最高でもオリンパスの世界17位です。
メドトロニック、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップス、ゼネラル・エレクトリック、シーメンスなどが世界のトップ企業です。
これらの企業の特徴としては多くの企業が家電やインフラも扱う多産業複合企業であることです。医療部門だけでも大企業と言えるだけの規模を持ちそうした部門が複数あるので経営的にリスク分散の取れた安定した企業です。

日本は保険制度が整っていることもあり医療水準としては高いので日本企業の世界シェアも高いイメージがありますが実際はそうでもありません。
画像診断装置などの一部分野では高い世界シェアを誇るものの医療製品全般を扱う大規模メーカーが存在しないこともあって売り上げは大きくありません。
医療機器産業の参入障壁の高さもあってこの世界的な位置づけは今後も大きくは変わらないでしょう。

医療機器業界は景気変動を受けにくい

ジョンソン・エンド・ジョンソンがディフェンシブ銘柄として有名なように医療機器業界は景気変動を受けにくいです。
食事や医療というものは贅沢ではなく生きる上で最重要なものです。なので、景気が悪くなって収入が減ったとしても削られない費用です。
一方で需要も急激に拡大するものではないので人口と生活水準に合わせてゆっくりと成長していく産業です。

また、技術革新のスピードの速い電子部品などと違って技術の陳腐化が起きにくいのも特徴です。
医療機器という人を相手にする製品を扱うため、その品質や安全性の検証には時間もお金もかけられているので新規企業が参入しにくい業界です。
医療機器の販売先にあたる病院自体がインフラに近い性質を持っているのでサービスの違いによる競争が起きにくく、医療報酬が法律で定められているため価格競争も起きないといった保守的な性質を持ちます。
そのため医療機器のシェアの急変というものは起きにくく安定した業界となっています。

就活生に人気の医療機器業界

医療機器業界はどの専攻の学生からも人気なように感じました。事実、成長産業ですし国の支援もありそうなので未来は明るく思えます。
私が他に受けていた化学・繊維素材業界や工作機械業界が志望学生の専攻が偏りがちであったことを考えると異色でした。

当初、キャノンに推薦枠を使って応募しようとしましたが5人の枠に対して30人以上の応募があり学部生の時点で選考外でした。私の大学内でも大人気です。
キャノンメディカルシステムズは推薦応募で採用枠の大半を採用するので自由応募の枠はほんの数人です。もしも行きたいと考えているのでしたら迷わず推薦応募しましょう。

日本の医療機器メーカーの強みは画像診断装置にあります。そのためカメラ性能に関連する光学分野やMRIに使われる超電導磁石が関連する磁気分野を専攻する物理系学生が有利かと思いました。
とはいえどの業界でもメーカーとして生産する以上は機械と電気電子の需要は存在します。生産技術職志望でしたら採用される可能性はグッと上がるでしょう。

医療機器メーカーの技術営業はオススメできない

医療機器市場では海外メーカーが主流だという話をしました。そのため外資系企業の日本法人の募集も多く行っています。
しかし、当たり前ですが外資系企業の日本法人で採用された場合は研究開発や生産技術といった製品の開発・生産に関わる業務は行うことはできません。

そのため採用職種としては営業職や技術営業の2つが中心になります。
営業は同じ医療業界ということで製薬メーカーのMR職と近いでしょう。お医者さん相手に営業を行い、相手に合わせたアポ取りなどなかなか大変なお仕事だと思います。

一方で技術営業ですがこれは企業によって呼び方がマチマチですが保守点検が主なお仕事です。機械系や電気系専攻の場合に営業職と一緒に選択肢になることが多いです。
この仕事がオススメできない理由は2つあります。

2つ目は深夜でも呼び出される特殊性です。医療機器という人の命預かる機械の保守点検を任されている以上、不具合が出た時にはいつでも急行です。
また、定期的なメンテナンスの場合でも医療機関の営業時間中に行うと業務に支障がでるため営業時間外に行う必要があり勤務時間が変動します。
個人的に変動しがちな勤務体制は生活リズムを作りにくいので悪材料でした。

2つ目は評価されにくい仕事ということです。営業職の場合は売り上げがそのまま評価に繋がりますが保守点検の場合、何も問題がないことが当たり前で原状回復以上のことは難しいです。
仕事をより頑張ろうにも不具合が発生しないことには仕事も発生しないので自分で調整がしにくいです。
同じトラブル時に仕事になる生産技術職の場合は生産方法の改善や新設備の導入など主体的な仕事が出来るので評価もされやすいです。
メーカーにおいて現場に近い方が出世が早いのはそういった理由からだと思います。

工作機械業界はの待遇は?

医療機器業界は高年収といっていいのではないでしょうか。
オリンパス、キャノンは平均年収で800万円以上ありますし、テルモも750万ほどあります。
島津製作所も800万円、富士フィルムは1000万円、日本ライフラインも800万円ほどと全体的に高年収企業がたくさんあります。
一部のトップメーカー以外にも高年収企業が複数存在する珍しい業界です。

一方で医療用包装材など消耗品の企業は全体的に年収は低めです。
画像診断装置やカテーテルなどを扱っているメーカーが高年収の傾向があります。

工作機械のように景気に業績が左右されにくく、化学素材のように原油高に業績が左右されにくいので安定した業界です。
業績が安定しているということはボーナスも安定しているということなので将来の収入が予測しやすくライフプランが練りやすいのがいいですね。

高年収、成長産業、参入障壁の高さによる安定感と業界全体として就職先としては非常に優れていると思います。
そういった事実が就活生からの人気に繋がっているのでしょう。

医療機器メーカーはホワイトなのか

給与面ではメーカーの中でもトップクラスの待遇ですし、消耗品メーカーに行かない限りは労働環境も給与も非常に満足のいくホワイト業界だと思います。

国内メーカーの研究・開発職、生産技術職に関しては待遇も良く非常にいい労働環境だと思います。
ただ、保守点検を主に行う技術営業職は外資・内資問わずあまり私はやりたくないなと思ってしまいました。
また、外資メーカーの場合はどこまで行っても製品の製造に自分は関与することはできないので仮に外資医療機器メーカーに行きたいというのならば日本法人ではなく直接本社での採用に挑戦した方がいいと思います。

日本企業にとっての現地法人がどこまで行っても本社に立場上敵わないように外資企業の日本法人も同様です。
また、研究開発や製造に関わりたいという思いがあるのならば本社採用される以外に手はありません。
外資系企業の日本法人というものは営業職やマーケティング職を目指すのならば魅力的ですが、設計や製造に関わりたい私の希望する仕事はないのだと感じました。製造拠点ないですからね。

外資系メーカーの場合リフレッシュ休暇制度が多くの企業で採用されていて年に1回5日間の休日を取得でき、土日と合わせれば9連休がシーズン関係なくとれるというのはすごく魅力的でした。
社会人でも海外旅行に行きやすいですね。外資系企業の方がそうしたプライベートを充実させる制度が充実した印象でした。

以上、19年卒就活生が語る医療機器業界でした。

 

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